横浜保育室から認可保育園へ 私たちがたどった道

自分たちの住み暮らす街で、子育て中の女性を応援する保育室を作ろうと、私達は出資金10万円を持ち寄りワーカーズ・コレクティブを立ち上げた。女性が働き続けること、働き始めること、社会参加すること、自分らしくいたいという願いを応援したい。それはまさに自分たちへの応援でもあったのかもしれない。

2000年前後、食と環境への意識を強く持った生活クラブ生協や神奈川ネットに参加していた女性たちが中心となり、県下に多くの子育て支援施設やサービスを立ち上げた。当時、定期的に行われていた神奈川ネット「子どもミニデイプロジェクト」には仲間が集まり、会議室は熱気でムンムンしていた記憶がある。それぞれ地域や自分たちの事情に合わせた保育事業を模索しながら、仲間を増やし雇用を生み出しながら現在も活躍している情報を目にすると、嬉しくもあり、励まされ勇気も湧いてくる。

2004年度より、新たに横浜保育室となり子育てと就労の両立支援と、一時保育を事業の柱として行ってきた。しかし、一時保育は場所と保育者の配置に大きく左右されニーズに応えきれずジレンマを抱えながら今日に至っている。2016年、制度変更の波に乗る決断をし「横浜保育室認可保育所移行事業」に手を挙げた。

2016年4月新園として約200㎡の認可乳児保育所を開設することができた。卒園後の行き先や一時保育のニーズに応えきれないという課題を抱えてはいるが、安全で安心できる建物と木の温もりをふんだんに感じられる落ち着いた保育環境は利用者やスタッフに居心地の良い毎日を提供していると思う。この保育園に関わる一人ひとりのかけがえのない人生の一部に「こどもっと」の存在が暖かく優しい思い出となれば幸いだ。そのためにまだまだチャレンジしなければならないと感じている。

理事長  勝浦いずみ(市民社会チャレンジ基金第1期助成団体)

こどもっと保育園 http://kodomotto.jp/