子ども若者支援と世帯支援の両輪をまわす“Spaceぷらっと大船

インクルージョンネットかながわは、生活にお困りの方の支援を行っている団体です。“Spaceぷらっと大船”は、子ども若者支援として、さまざま困難を抱える子どもたちが無料で、多様な人や文化、支援と出会うプラットフォームとして、週2回開所しています。

小さな事務所の一角で自主事業としてスタートして、2年。昨年10月には、これまで実施してきた生活困窮者自立支援制度による鎌倉市の「自立支援相談事業」に加えて「学習支援事業」の対象となり、専用スペースを開設し、自主事業の「みんなでごはん」と合わせて活動を続けています。

子どもたちに「行きたい!住みたい!泊まりたい!」と言ってもらえる居心地のよい、過ごしたいように過ごせる場所であるとともに、近隣住民や地域の民生児童委員など多くのあたたかいボランティアに支えられ、バーベキューに招待いただいたり、お菓子や地元産の野菜を食材としてご寄付いただいたりするなど、地域に密着した取り組みとなりつつあります。また、学校、市や関係機関との連携も進み、より多くの支援の手が必要な子どもたちの参加につながってきています。

一方、一拠点で週2回の活動だけではもちろん限界があります。見学に来た方が「子ども食堂」をはじめるなどと広がりの見える地域での活動や各種リソースと協力、連携した取り組みにしていきたいと思います。

経済的困難、ひとり親、障がい、不登校・・・。そして、それらが複雑に絡み合った現状において、子どもたちへの支援が大切であることはいうまでもありません。しかし、それだけでは支援の限界があることも事実です。家族、世帯としても同様にさまざまな困難を抱えており、単純な問題でないことが多いことも見えてきます。

子ども若者支援と自立相談支援事業、どちらも入り口として、当団体の強みを生かし、世帯へ寄り添い、家族が抱えるさまざまな困りごとの全体を受け止め、自立相談支援事業と一体で地域のみなさんとのつながりの中で息長く改善を目指し活動を続けていきたいと思います。

学習支援担当  吉野克彦(市民社会チャレンジ基金第25期助成団体)

http://inclkanagawa.net/