「移動教室」から「交流」へ

 放射線被曝を軽減する対策の一つとして、放射能の影響が少ない地域に学校ごと移動して学ぶ「移動教室」があります。「福島子ども・こらっせ神奈川」は自治体と協力してこのモデルを作ろうと、大学生ボランティアの協力をえて、福島県楢葉町の子どもたちを対象に神奈川県山北町・横浜市で子どもたちだけの「保養」を2012年からスタート。思いはあってもお金も経験もない「こらっせ」が、「市民社会チャレンジ基金」をいただいたのはそのような時でした。

 プログラムを重ねる中で、福島・神奈川の地域間、子どもたち・大学生・大人の世代間、それぞれの「交流」は生きる力をつくると実感し、「交流」が「こらっせ」のもう一つの目的となりました。大学生の提案で春休み・夏休みに楢葉の学童保育への応援もはじまり、大学生たちは現地訪問で学ぶことが多いようです。山北町のみなさんにも助けられ、交流の輪は広がっています。

 また、このプログラムを通して、神奈川の地で私たちが「福島を忘れない」という思いを継続する一助にしたいとも考えています。今後は、リフレッシュプログラムの実施と市民への啓発を継続しながら、子どもの被曝およびその他の精神的肉体的健康を守る施策、当面は子どもたちへの定期的な甲状腺検査の実施の実現を、国・自治体へ要請していきたいと計画しています。

 「こらっせ」は個人・団体の賛同金で運営されています。賛同人・団体には、プログラムの報告書とニュースレターをお送りします。

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