隣人として共に生きる

峠工房は1969年に、法律に先駆けて障害者支援を立ち上げた事業所です。当然法律の枠外なので、非認可個人運営でしたが、NPO法ができてから、少しは信用度が増すかもと、2009年に法人格を取得しました。創立以来初の助成金として市民社会チャレンジ基金を受けたのはその少し前のことです。

認可外の施設であることをメリットとして、ふんばって来ましたが、ユニークなやり方の所としての評価もチラホラあったようです。

昨年2月に、神奈川ネットの新年会で知りあって6 年目の国会議員から国の放課後デイサービス参入への話が持ち込まれ、協力団体として親の会を紹介され、また信用していた人の紹介でもあり、開設資金の提供や申請手続きなどの全面協力の約束や、今までの峠工房のやり方を尊重するとの合意のもと参入を決意しました。それから約1年の間曲折があった末、結果として協力は得られず、私達単独で昨年12月1日に第2教室を開設しました。今までの峠独自のやり方と、国事業の枠内での2頭立てで動いています。これはとても有効ですが、参入した結果借金は増加。今年1年間は、突然引きあげられた提供資金の穴うめに大きな苦労を強いられましたが、支援内容的には順調以上かなと自負しています。

50年近くも「地域で生きる」「隣人として共に生きる」を掲げてきた峠工房がやるからには、かかわる人みんなの将来を視野に入れた支援内容を堅持し、私たちが受けとめた全てを余すことなく生かして、「やっぱり峠はいいねぇ」と言われてみたいと思います。

志は高いが金は無い峠工房としては、まず安定した運営を目指さねばなりませんが、近い将来には、峠流人材育成に取り組みたいと考えています。数年前から構想は練っているのですが、手も資金も廻りかねている状況で、できるだけ早く、教材作り、内部研鎖システムなど創っていけるよう挑戦したいと思います。

代表松本淑子(市民社会チャレンジ基金第9期助成団体)

http://tougekobo.sakura.ne.jp/